象徴派の周囲

象徴派に関する雑記、メモ、翻訳、引用など

音楽

煙草雑感

今回喫煙を再開してみて気づいたのは、公の場所で煙草を吸えるところがほとんどなくなっていることだ。6年前はこうではなかった。分煙は進んでいたけれどもまだまだ煙草を吸える場所はあった。それが今では……私の場合、落ち着いて煙草を吸える場所といえば車…

ドビュッシー『ペレアスとメリザンド』

音楽における象徴主義というのはどうも捉えどころがない。他のジャンルであれば、たとえば文学ならマラルメ、美術ならクノップフ、というように、なんとなく象徴主義の代表のようなものが思う浮ぶけれども、音楽となるとなかなかこれというのがない。いや、…

篠田一士、諸井誠『世紀末芸術と音楽』

1983年に出た往復書簡集(音楽之友社)。けっこうおもしろかったので、ネットにレヴューはあがっていないかな、と思って調べてみたが、この本に言及した記事は見当らなかった。考えてみれば、1980年くらいから、「世紀末」という文字が一種の流行語のように…

アルバン・ベルク『ルル』

これは、ある人々によれば、二十世紀最高のオペラらしい。そういうものに出会えただけでも、ヴェデキントの戯曲を読んだ価値はあった。 主役のクリスティーネ・シェーファーは、シェーンベルクの歌曲などでは「知的なリリックソプラノ」という感じだったが、…